忍者ってどんなところに住んでいたの?
一般に「忍者屋敷」って呼ばれる家だよ。忍者屋敷っていうのは、家の内部に様々な改造をほどこしたものを言うんだ。建物自体は茅葺(かやぶき)屋根で、見た目には普通の木造の建物なだけど、家の中にはいろいろなカラクリがあって、避難場所や脱出路、武器を隠したりしていたんだ。
どうしてカラクリをつくったのかな?
戦国時代の初期、忍者達は敵の襲来に備えて自分たちの屋敷に逃げ道を用意したり、武器を隠したり様々なカラクリをほどこした。これが忍者屋敷と呼ばれるようになったんだ。
忍者屋敷っていっぱいカラクリがあったの?
忍者と言っても普段から争いばかりしていたわけではないんだ。普段は田畑で農作業をしていたので、忍者屋敷のほとんどは農機具を収納する物置としても使われていたんだ。いろいろなカラクリや隠し部屋が設けられていたものの、実際は農機具の収納や保管場所としての機能を重視していたと言われているよ。忍者屋敷は、カラクリがあるということ以外は、他の農家とほとんど変わりのない造りをしていたんだ。
忍者屋敷の間取りは漢字の「田」の字の形に4つの部屋が並んでいて、「うちにわ」と呼ばれる炊事場や、お風呂場、牛を飼うための「まや」なども設けられていたんだ。
カラクリについてくわしく教えて!
「隠し階段」や「隠し戸」など、避難場所や脱出路などに通じるカラクリが基本だね。壁がくるんと回って壁の裏に隠れる「どんでん返し」も避難・脱出用の仕掛けの一種だね。
「刀隠し」という仕掛けを使って武器を隠したりもしていたよ。また、天井には開閉可能の天井扉があって、縄梯子を使って屋根裏部屋にも隠れることができたということだよ。
どのカラクリも見た目だけではカラクリだと気づかないほど、上手に家の一部としてカモフラージュされているから、敵にも簡単には見つけられなかったんだ。
万が一、敵に避難場所を発見されても、侵入路はひとつしかないから、敵は大人数で攻めこむことはできない。忍者屋敷のカラクリは、隠れる時も、戦う時も、忍者たちに有利になるよう工夫されていたんだ。
本物の忍者屋敷を見てみたいなぁ
カラクリを再現して、誰でも体験することのできる見物用の忍者屋敷が三重県や滋賀県にあるんだよ。実際に見てみると新しい発見があるかもしれないね。









